アニラバANIMAL LOVERS / FUKUOKA
シシバナヘビ

コンダ / Conda

背中や体側の斑紋が減って地色の見える範囲が広がるモルフで、スーパー体では胴体の柄がほぼ失われます。

遺伝形式
不完全顕性(不完全優性)タップで解説
Super / Homo
あり スーパーコンダ
別名/旧称
Conda

このモルフについて

コンダとは

Conda(コンダ)はAnaconda(アナコンダ)の略称で、セイブシシバナヘビの模様を減らす不完全顕性形質です。南米の大型ヘビであるアナコンダとの交雑ではなく、模様の印象に由来するモルフ名です。【C】作出者による命名の説明

1コピーと2コピーで変わる見どころ

1コピーのCondaは柄と地色の余白を楽しむ表現、2コピーのSupercondaは胴体の柄がほぼ失われた地色を楽しむ表現です。残る柄が少ないCondaを、柄の数だけでSupercondaと呼ぶものではありません。【C】Conda・Supercondaの区分

資料の読み方

【A】査読論文、【B】大学・獣医等の専門資料、【C】繁殖者等の一次資料、【D】図鑑等の二次資料です。資料区分と主張の確かさは別に扱います。

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特徴・見分け方

特徴・見分け方の図

セイブシシバナヘビ コンダ hetスノー/25CB。提供写真補正版(文字・価格欄を除去)。

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背面の柄と腹面を確認する

Condaでは背中の斑紋や体側の柄が減り、地色の見える範囲が広がります。柄の減り方には幅があり、点状の模様が残る個体、背中の模様がつながる個体などを比較します。作出者のFAQでも、幼体のすべてが簡単に識別できるわけではないと説明されています。【C】作出者の識別メモ

黒い腹だけでは確定しない

黒色がまとまった腹面は確認点の一つです。ただし野生型にも黒い腹を持つ個体があり、「腹が黒い=Conda」という判定はできません。背中・体側の柄、腹面のまとまり、親情報を合わせます。【B】野生型の腹面の幅

Supercondaで残る場所

Supercondaでは胴体の柄がほぼなくなっても、頭部には模様が残ることがあります。したがって「全身どこにも柄がない」ことを条件にしません。Albino等のコンボでは腹の黒色そのものが変わるので、単体Condaの腹色をそのまま判定基準には使えません。【C】Albino Supercondaの外観

遺伝・アレル関係

スーパー体が確認された不完全顕性形質

Condaは1コピーのヘテロ接合体、Supercondaは2コピーのホモ接合体として扱います。作出者の記録ではConda同士からSupercondaが生まれたことが示されています。単なる「模様の少ない血統」という選別名称とは区別します。【C】Supercondaの作出記録

表現の強さとコピー数は別

Condaの中でも柄の少なさ、斑紋の配置、地色の赤味や黄色味には幅があります。選別で好みの傾向を追うことはできますが、色彩の濃さや残存斑紋数をコピー数そのものに置き換えません。

保因表示の意味

Conda het Albinoは、Anacondaを1コピー持つ表現個体で、別の潜性形質Albinoを保因する個体です。「het」の対象がAnacondaなのかAlbinoなのかを曖昧にしないよう記録します。SupercondaはCondaとは別遺伝子を追加したコンボではなく、同じ形質の2コピー表現です。【C】単体とAlbinoコンボの構成

確認した一次資料は繁殖結果を根拠とするものです。原因遺伝子や塩基変異の特定を意味する資料としては扱いません。

作用・表現型への影響

色ではなく柄の量をまず比較する

Condaを重ねたときの中心的な比較点は、胴体の斑紋がどれだけ残り、地色がどれだけ見えるかです。同じ色彩形質を持つ個体同士で比べると、色の変化と柄の変化を混同しにくくなります。

スーパー体では地色が主役になる

Supercondaは、模様に覆われていた部分が少なくなることで地色の印象が大きくなります。Albino Supercondaであれば黄・橙・赤系の広い面、Arctic Supercondaであれば淡い胴体と頭部の対比というように、追加形質ごとに見る場所が変わります。【C】Albino Superconda【C】Arctic Superconda

細胞の仕組みは断定しない

「模様を減らす」は観察される表現の説明です。色素胞の移動、細胞数、発生時のシグナルのどれがどのように変わるのかまで、今回の資料からは確定できません。他種のパターンレス形質で判明した原因をCondaへ流用しません。

他遺伝子との相互作用・コンボ

Albino Conda:暖色と模様の余白

Albino+Condaです。黒色を欠くAlbinoの配色に、柄を減らすCondaを加えます。暖色の斑紋を少数残す外観を目指すなら、模様の配置と成体での発色を親選びの軸にします。【C】Albino Condaの構成

Albino Superconda:広い地色を見せる

Albino+Supercondaです。胴体の模様をさらに少なくして、黄・橙・赤系の地色を主役にする方向になります。同じ構成でも色の強弱は変わり、単にSupercondaを入れるだけで濃い赤を保証することはできません。【C】繁殖者によるAlbino Superconda

Arctic CondaとArctic Superconda

前者は柄の余白と縁取りを比較するコンボ、後者は頭部と胴体の対比を比較するコンボです。「Condaを入れると何でも同じように明るくなる」ではなく、残す模様が変わることを中心に考えます。【C】Arcticとの構成

YetiとSuper Yeti

YetiはAlbino+Axanthic+Conda、Super YetiはAlbino+Axanthic+Supercondaです。Snow系の淡色に柄の減少を重ねます。同じ淡色系でも柄を残すか胴体の地色を見せるかで選択が変わります。【C】Yeti・Super Yetiの構成

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繁殖での使い方

繁殖での使い方の図

コンダの観察・構成・親選びを整理した説明図です。

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柄を残したCondaをそろえる

Supercondaと、Anacondaを持たないことが確認された相手が候補です。Anacondaについては1コピーをそろえる設計になり、あとは地色・柄の形・体側の抜け方を選びます。黒い腹だけを根拠に相手を「非Conda」と決めないよう、親と繁殖記録を確認します。

Supercondaを目指す

手持ちCondaを生かすならCondaとSuperconda、2コピー構成をそろえるなら血縁の近くないSuperconda同士が候補です。少数の柄が残るかどうかという写真の印象ではなく、親がそれぞれAnacondaを渡せる構成かを確認します。【C】スーパー体の繁殖根拠

Albino Supercondaへ進む

Conda het AlbinoとAlbino Supercondaは具体的な候補です。Condaの柄の表現を生かしながら、両親からAlbinoをそろえられる組合せになります。すでにAlbino CondaがいるならAlbino Supercondaを相手候補にすると、Albino表現を維持して模様の方向を選べます。【C】AlbinoとAnacondaの構成

Super Yetiへ進む

Snow CondaとSuper Yetiが候補です。両親のAlbino・Axanthic表現をそろえたうえで、Anacondaのコピー数を組み立てる設計です。「白い親」だけで選ばず、Snowに必要な二つの潜性形質が確認されているかを先に見ます。【C】Super Yetiの構成

以上は構成に基づく設計例です。色彩の好み、血縁の広さ、採餌と成長の履歴、繁殖後の回復も含めて親を選び、結果を次世代へ記録します。

健康・繁殖上の注意

無地の表現と健康評価を分ける

今回確認した資料だけでは、CondaまたはSuperconda固有の神経・生殖器疾患の頻度を判定できません。作出後に継続して繁殖されていることは記録できますが、それだけであらゆる健康影響が否定されたとはいえません。

由来の別形質を混同しない

最初のCondaの親にはhet Pink Pastelという記録があります。しかし、元の交配にその保因親がいたことだけで、現在のCondaすべてがPink Pastelを保因するとはいえません。同様に、別形質についての健康上の報告をConda全体へ移して説明することもできません。【C】最初の親構成の一次記録

模様のない皮膚も通常どおり観察する

局所的な腫れ、傷、滲出液を地色の個体差と混同せず、異常が続く場合は爬虫類を診る獣医師に相談します。親の選抜では写真の美しさだけでなく、正常な移動、採餌、脱皮、繁殖後の回復を確認します。【B】爬虫類の皮膚疾患など

歴史・由来

2004年のAnacondaから始まる記録

Supercondaの作出者サイトには、Richard Evans系のhet Pink Pastel雄とノーマル雌の交配から、2004年に最初のAnacondaが生まれたと記されています。少ない背面模様と黒い腹面が命名の背景でした。【C】Project History

別血統との交配とスーパー体

同サイトの年代別記録では2005年・2006年の子世代へ形質が伝わり、2008年にはConda同士から最初のSupercondaが作出されています。「柄の少ない一頭」の発見から、再現される形質と2コピー表現へ整理された経緯です。【C】年ごとの作出記録

色彩形質を重ねる段階へ

作出者の記録には2009年のAlbino Anaconda、2011年のExtreme Red Albino Supercondaも掲載されています。模様を変えるCondaと、色を変える形質・色彩選抜を別に組み合わせる方向が、初期から進められていました。【C】初期コンボの記録

これらの年は作出者の回顧・公開記録に基づくものです。遺伝形式を分子検査で確定した年という意味ではありません。

不完全顕性(不完全優性)Incomplete Dominant
1 コピーでも見た目に出て、2 コピー揃うと「スーパー体」と呼ばれる別の見た目になります。業界で長く「共優性(Co-Dom)」と呼ばれてきた型です。

参考資料

このモルフを含むコンボ

お店にいるコンダ

いまお店にはいません。入荷したらこのページと Instagram でお知らせします。