アニラバANIMAL LOVERS / FUKUOKA
ボールパイソン

イエローベリー / Yellow Belly

腹部縁のチェッカーとフレイムが特徴。2コピー体はアイボリー。

イエローベリー
遺伝形式
不完全顕性(不完全優性)タップで解説
Super / Homo
あり アイボリー(スーパーイエローベリー)
遺伝子座/原因遺伝子
EDNRB2
コンプレックス
イエローベリー
同じコンプレックス:アスファルト・グラベル・スパーク・スペクター
別名/旧称
YB・Yellowbelly・Yellow-belly・Goblin・Het Ivory・イエベ
最終確認日
2026-09-25
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このモルフについて

このモルフについての図

控えめな単体から、白いアイボリーや個性的なコンボへ。色と柄の組み合わせを広げるモルフ。

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イエローベリー(YB)は、腹縁の細かな模様や体側のフレイムに特徴がある不完全顕性モルフです。名前に「イエロー」とあっても、腹が必ず黄色くなるわけではありません。

単体ではノーマルに近い姿でも、同じ座のアレルや別のモルフと組み合わせると、印象が大きく変わります。派手さを単体だけで判断せず、組み合わせた先まで楽しめるのがYBの魅力です。

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特徴・見分け方

特徴・見分け方の図

見た目だけで決めず、複数の特徴と記録を合わせて確認。

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腹の両縁に並ぶ細かなチェック模様、腹側から体側へ立ち上がるフレイム、腹中央の比較的すっきりした模様を合わせて見ます。頭の淡い模様も手掛かりになりますが、それだけで決めるものではありません。

これらは個体ごとに強さが違い、ノーマルやグラベル、アスファルトなどと似ることもあります。繁殖に使う個体は、見た目に加えて親の構成・繁殖記録・遺伝子検査で確認します。

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遺伝・アレル関係

遺伝・アレル関係の図

1コピーでYB、2コピーでアイボリー。同じ座の別アレルとの組み合わせも楽しめる。

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YBのスーパー体はアイボリー。YB・グラベル・アスファルト・スペクター・スパークは、同じEDNRB2という遺伝子に対応するアレルです。

同じ座に入るのは、父由来と母由来の2つ。たとえばハイウェイはYBとグラベルを1つずつ持ち、そこへ同じ座のアスファルトを3つ目として重ねることはできません。

EDNRB2は色素細胞の発生や分布に関わります。研究では、ブリーダーが同じYBとして扱う個体の中に、DNA上では2種類の欠失変異が確認されました。どちらもアイボリーにつながるYBとして扱われています。

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作用・表現型への影響

作用・表現型への影響の図

目立つ個体も、控えめな個体も。単体の表現には幅があります。

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単体のYBでは、フレイムの高さ、腹縁のチェックの細かさ、地色の黄褐色やオレンジ味に幅があります。強く目立つ個体だけがYBなのではなく、控えめな個体もいます。

2コピーのアイボリーになると、通常の色柄が大きく減り、象牙色からクリーム色の体に変わります。淡い黄色のバックラインや頭の色が残ることもあり、白さにも個体差があります。

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他遺伝子との相互作用・コンボ

他遺伝子との相互作用・コンボの図

同じ座の組み合わせでストライプへ。アイボリーにレオパードを重ねると、色と柄が見えてくる。

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同じ座の組み合わせ

フリーウェイ・ハイウェイ・スーパーストライプ・ピューマは、YBと同じ座の別アレルを組み合わせたコンボ。体側の柄やバックラインの出方を見比べると、相手を変える面白さが分かります。色の濃淡には幅があるため、色だけでコンボを判別するものではありません。

白いアイボリーから、柄を楽しむ組み合わせへ

シルキーウェイは、アイボリーにレオパードを組み合わせたコンボです。白っぽい体に淡いグレーやラベンダー調の柄が現れ、黄色やクリーム色との柔らかなコントラストを楽しめます。

さらにエンチを加えたエンチシルキーウェイでは、黄〜オレンジ色や柄のまとまり方にも変化が見られます。同じ組み合わせでも発色や柄の強さには幅があり、個体ごとの違いも魅力です。

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繁殖での使い方

繁殖での使い方の図

まずは狙う表現を選ぶ。白さ、ストライプ、コンボでの色柄から組み立てる。

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アイボリーを土台に柄を加えるなら、レオパードなどの作用がどう残るかを考えます。フリーウェイやハイウェイを土台にするなら、さらにODなどを加えて色と柄の変化を楽しむ方向があります。

同じ座のコンボは、別々の座の2モルフとは受け継がれ方が違います。たとえばスーパーストライプとノーマルの交配では、子は理論上YBとスペクターが各50%。スーパーストライプのまま受け継がれるわけではありません。

アイボリーとノーマルなら、この座について子はすべてYBになります。作りたい姿と、次世代へ渡したいアレルの両方から親を選ぶと、次の計画につながります。

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健康・繁殖上の注意

YB自体に特有の健康・繁殖上の問題は、現在知られていません。

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繁殖では、近親交配を何世代も続けすぎないようにします。

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歴史・由来

歴史・由来の図

控えめな単体の発見から、アイボリー、そして多彩な同座コンボへ。

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YBは、Amir Soleymaniによって1999年に遺伝性が確立されたモルフとして知られています。

2003年にはThe Snake Keeper(TSK)がアイボリーを作出。似た姿の親同士から、白っぽい体と黄色いバックラインを持つ子が生まれたことが、当時の記録に残っています。

2023年には、YBと同じコンプレックスの複数モルフがEDNRB2の異なる変異に対応することが研究で示されました。繁殖で知られていた関係が、DNAの面からも裏付けられています。

補足:図はイラストを使用しています。

不完全顕性(不完全優性)Incomplete Dominant
1 コピーでも見た目に出て、2 コピー揃うと「スーパー体」と呼ばれる別の見た目になります。業界で長く「共優性(Co-Dom)」と呼ばれてきた型です。

参考資料

関連モルフ

このモルフを含むコンボ

お店にいるイエローベリー